アンチエイジング・アポロ

健康オタクがひたすらアンチエイジングをしていきます。

油を変えるだけで健康になれる、とるべき油とは

植物性油脂は体に良い、動物性油脂は太ると思われる方も多いですが、植物性だからといって、すべてが健康的とは限りません。

 

※油脂の基本知識については過去記事をご参照ください

anti-aging-apollo.hatenablog.j

 

オメガ6とオメガ3について

植物性油脂で、まず考えたいのはオメガ6とオメガ3のバランスです。どちらも細胞膜の重要な構成要素ですが、細胞膜となってからの作用は正反対です。

 

・オメガ6:アラキドン酸が細胞膜を構成し、血栓促進作用、炎症促進作用、アレルギー促進作用があります。

・オメガ3:EPAが細胞膜を構成し、血栓抑制作用、炎症抑制作用、アレルギー抑制作用があります。

 

炎症やアレルギーを促進するというと、悪いイメージがありますが、いずれも、外敵から細胞を守るためには必要な作用です。オメガ6が足りなければ、人体はウイルスや菌と戦えなくなりますし、オメガ3が足りなければ、細胞は炎症だらけになって機能不全に陥ってしまいます。そのため、バランスが重要というわけですが、現代人はオメガ6を摂り過ぎています。

オメガ6は、私達に非常になじみ深い油、「サラダ油」に多く含まれています。つまり、必然的にオメガ6が過剰になり、炎症やアレルギー症状が起こしやすい体を作ってしまっているのです。

そのため、オメガ6と拮抗する作用を持つオメガ3を積極的にとる必要があります。

 

 

オメガ3のとり方

オメガ3、オメガ6は、どちらも熱に弱く、高温調理に使うと酸化してしまいます。オメガ6のリノール酸を200度以上の高温で加熱すると、毒性の強い「ヒドロキシノネナール」という物質が発生することがわかっています。このヒドロキシノネナールは、心疾患や脳卒中、ガンといった病気を誘発する可能性が高いと指摘されています。

特に、スーパーなどで売られている出来合いの揚げ物は、サラダ油を高温に熱して揚げており、しかも、その油が使い回されている可能性が高いです。加熱による酸化と、古くなることによる酸化。つまり、出来合いの揚げ物は「酸化しきった油まみれの食べ物」なのです。

 

オメガ3も熱で酸化しやすい性質をもち、高温で加熱されれば効果が無力化するばかりか、毒となってしまいます。オメガ3は生でとるに限ります。

 

 

おすすめのオメガ3は

おすすめのオメガ3はエゴマです。エゴマは東南アジアが原産のシソ科の植物です。α-リノレン酸が、含まれる脂肪酸のうち60%を占め、植物油脂の中でもアマニ油と並ぶトップクラスです。エゴマ油は購入しやすく、アマニ油よりクセがないため、おすすめします。

 

 

 

といっても、エゴマ油はちょっと魚くさく、ややクセはあります。洋食系は合いませんね・・・韓国料理系の味です。オメガ3は加熱すれば働きが損なわれるため、生で摂取します。納豆や、サラダ、ビビンバなど、アジア系の料理に合わせると美味しくいただけます。私はアボガドや豆腐にかけて食べるのが好きです。どうぞお試しあれ。