アンチエイジング・アポロ

健康オタクがひたすらアンチエイジングをしていきます。

腸を健康に、ヨーグルトを機能でランキングしてみた

ヨーグルトは何を基準に選んでいますか。ヨーグルトに含まれる乳酸菌にはいろいろな種類があります。でも、人にはそれぞれ、自分の腸に合った乳酸菌が決まっていて、そのヨーグルトが自分には合わない種類の乳酸菌だった場合、腸内環境の改善はほとんど得られなくなってしまいます。

 

そのため、まずは自分に合ったヨーグルトを見つけだすことが大切です。どれかひとつのヨーグルトを選んで、1~2週間食べ続けてみて、便秘が解消されたり、便の質が良くなったりしたら、商品が自分に合っているということになります。

 

ヨーグルトを選ぶ際には、味だけではなく、自分が欲しい効果は得られるのか、品質や菌の量はどうかなどを、よく見極めることが大切です。以下にヨーグルトの(超個人的な)ランキングをつけてみました。

 

 

5位.明治プロビオヨーグルトLG21(株式会社明治)

  • 菌の種類:LG21乳酸菌
  • 効果:整腸作用、ピロリ菌の抑制

 

 食品メーカーである、株式会社明治の研究所に保管されていた2500種類以上の乳酸菌のなかから発見された、増殖性や胃の上皮細胞への接着機能、耐酸性、安全性などの面でもっとも優れた乳酸菌です。とりわけ胃酸に強く、「胃で生き残る力が強い」という個性的な特徴を持ちます。

臨床試験では、胃がんの原因であるピロリ菌を減らす作用が確認されています。

 

 

4位.ビヒダスヨーグルト(森永乳業株式会社)

  • 菌の種類:ビフィズス菌BB536
  • 効果:整腸作用、免疫力向上、抗アレルギー、ウイルス性疾患予防、感染症予防

 

健康な乳児から発見された、ヒトの腸に住むビフィズス菌です。酸や酸素、熱に強く、生きたまま大腸に到達します。BB536は1969年の発見以来、約半世紀にわたって研究され続けている菌であるため、日本のみならず世界でも安全性が裏付けられています。

O157やインフルエンザなどの病原菌・ウイルス感染を防ぐほか、抗アレルギーなど、数多くの効能が明らかになっています。また、少量でも効果が期待でき、BB536を含むヨーグルトをカレースプーン1杯(30g)摂取しただけでも、便秘や下痢を抑える整腸効果が確認されています。

 

 

3位.おなかへGG!(タカナシ乳業株式会社)

  • 菌の種類:LGG乳酸菌
  • 効果:整腸作用、免疫力向上、抗アレルギー、ダイエット、感染症予防

 

1980年代、アメリカの2人の大学教授が発見した、消化液に負けずに生きたまま腸に届く乳酸菌です。日本では1994年にタカナシ乳業株式会社がライセンスを取得しました。

特にアトピー性皮膚炎の予防効果が期待されており、アレルギー発症歴のある妊婦159人が、出産予定の2~4週間前からLGG乳酸菌を毎日摂取したところ、摂取したグループの子どもは、摂取しなかったグループに比べてアトピー性皮膚炎の発症率が半減したそうです。

こちらの商品、置いていないお店もあるのですが、LGG乳酸菌は、世界50カ国で商品化され、1000件以上の研究結果が報告されている大御所乳酸菌です。味もおいしく、3位にランクイン。

 

 

2位.カスピ海ヨーグルトフジッコ株式会社)

  • 菌の種類:クレモリス菌FC株
  • 効果:整腸作用、免疫力向上、抗アレルギー、ウイルス性疾患予防、ダイエット

 

 クレモリス菌FC株は、もともと日本には存在しない菌です。長寿研究家の家森幸男氏が1986年に世界屈指の長寿地域であるカスピ海付近のコーカサス地方を訪れ、老人たちが食べている自家製ヨーグルトを持ち帰り、「カスピ海ヨーグルト」として普及させました。

消化液に強く、生きたまま腸に届きます。ヨーグルトの独特のとろみは、炎症抑制作用のある粘り成分(EPS)を産出するためです。

酸味が弱く、粘りが強いのは好みがわかれるのでしょうか。私的にはかなり好みです。コーカサスの長寿ご老人が食べているという、伝統にも裏打ちされ、堂々の2位です。

 

 

1位.ヤクルト(ヤクルト本社

  • 菌の種類:乳酸菌シロタ株
  • 効果:整腸作用、免疫力向上、抗アレルギー、感染症予防

1位はヨーグルトではなく、乳酸菌飲料でした(笑)

1930年、ヤクルト本社の創業者で医学博士の代田稔氏がヒトの腸内から発見し、培養に成功しました。乳酸菌シロタ株は生きたま大腸まで届き、腸内のビフィズス菌を増やして、有害物質の生成を抑えるプロバイオティクス効果があります。

特に高い整腸作用で知られ、シロタ株を4週間にわたって摂取した場合と摂取していない場合とで比べると、摂取した場合は腸内のビフィズス菌が3倍に増加。大腸菌は1/5まで減ったというデータが報告されています。

毎日40円で腸内環境を改善できるのですから、文句なしの1位かと思います。

 

皆さんもお気に入りの1個を見つけてはいかがでしょうか。